ずっと忘れない人!中村勘三郎さん
12月11日(火)
先日歌舞伎の中村勘三郎さんの訃報がありました。
いつもバイタリティーにあふれ、いつも前向きに伝統を重んじながら、新たな取り組みにも目を向けて挑戦していらっしゃる姿を見るのが、力をいただけて大好きでした。
復帰されれば、舞台を観にいこうと楽しみにしていました。
日本の伝統芸能の代表といっても過言ではない歌舞伎の世界。
新しい挑戦の数々を実現する形へと進めていくのは、私達の想像をはるかに超えて大変な作業であったと思います。
よほどの決心があっても、新たな取り組みの最中で、挫折感を味わう場面も多かったのではないでしょうか?
うまれた時から、背負ってきた重圧との戦いもあったでしょう。しかし、私の知る限りでは、テレビで拝見する勘三郎さんの目は、いつもきらきらと輝いていました。まるで少年のように・・・。
年を重ねるにつれ、体力的にも、精神的にもペースダウンしてしまう人が圧倒的に多い中で、いつも次の目標に向かって進んでいる姿から、学ぶものがたくさんありました。
人間はとかく楽な方へと向かってしまいがちですが、志半ばで無念な思いを残しつつ、次の世代へのかけ橋をつなぎ、幕引きをされた素敵な生きざまを残してくれた勘三郎さんを忘れずにいたいと思っています。
私達もまだまだ今の自分に出来ることがたくさんあるはずですね。
前をみつめて、昨日より今日、今日より明日と成長することが出来る自分でありたいと思います。