絶対的存在!
11月5日(月)
子供たちとレッスンを重ねていると、いつもその子にどこまでのヒントの提供が必要かと考えます。
幼い頃、熱心なお母さんのもとで過ごしてきた子供たちは、本当に良く出来ます。
出来る・・というのが正しいかどうかは説明しづらい部分もありますが、ありふれたその年齢対象の問題はいとも簡単に解いてしまいます。
少し振り返ってみてください。
幼稚園の頃、いませんでしたか?
字を書いても、お絵かきしても、運動しても、お話ししても何でも出来てしっかりしていた子。
うちの子の方がお誕生日も先なのに、どうしてあの子とこうもちがうのだろう・・と、
熱いまなざしで見ていた子。
「よそはよそ。うちにはうちのルールがあるの。」
お母さんから良く聞く言葉のべスト10には、必ずランクインされるこのセリフ。
怒っている途中に、我が子が
「だって、○○君だってそうしてたもん。」などと、答えたそのあとに、決め台詞のように登場していますよね。
でも・・・。
よそはよそ・・。と、言うお母さんほど、案外他の子と比べて自分の子はどうだろうかと気にしている傾向が
あるように感じます。
小さい時から、ずっと一緒に遊んでいたのに、なんであの子はできて、あなたはこんなにおそいのかな・・・。
お母さんは何の気なしに言ったのですが、本当のところ、かなりつきささっています。
あの子すごいね・・。なんでも出来るね。
でも、○○(我が子)が出来る逆上がりは、今練習中なんだって・・。
みんないろんなこと、頑張ってるんだね・・。
こんな風に、声かけが出来ていますか?
子供にとって、お母さんは【絶対的】なのです。
良いことも悪いことも、お母さんがいうことが絶対なのです。
その絶対的なお母さんの言葉に、あなたは自信がありますか?
影響力は絶大
教えるだけの関わりでは、ある一定の期間が過ぎ去れば、子供の伸び率は期待できません。
幼少の頃、なんでも出来ていた子に、自分で考え発見できる力があれば、良いのですが、
与えられてきた学習が出来ていただけの子には、学び方がわかりません。
テイーチングではなく、コーチング・・。
教えてできることは、そんなに早くから取り組まなくても大丈夫だと思いませんか?
教えこむことに頑張らなくてもいいのでは・・・。
教えてもらう場は至るところに点在しています。(今の世の中には溢れています。)
でも、安心して自分でチャレンジしてみる気になる環境作りは、お母さんにしか出来ない大切なことだと思います。
「お母さんは、絶対に見守ってくれるから・・。」
子供の中に、この気持ちが不動のものとなっていれば、子供は勝手に成長しつづけていきます。
お母さん、一緒にその時々で今必要なヒントを出せる名人を目指しませんか?
教えるなんてことより、ずっとずっと難しい課題になるかもしれませんが・・・。
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