文化祭
11月2日(金)
文化の日を明日に、各学校の文化祭が始まっています。
地元の高校や大学からは、マイクテストの音や屋台の組み立ての音などが、秋の風に運ばれて聞こえてきます。
中学生以降になると、個性がはっきり表れてきています。
それに加えて、うちに秘めたる想いも しっかりとしつつある感じです。
積極的に文化祭の実行委員を引き受けて頑張っている子や、地道な作品作りに精を出し、裏方の仕事を
こつこつと仕上げている子・・・。
本当に様々です。
私はいつも、どの役割が欠けても文化祭などの行事は成立しない事を子供たちと話をします。
それぞれの個性を認めることが出来る・・。
それこそが何よりの成長だと感じる時が、レッスンの中でもよくあります。
相手を認めることが出来るのは、自分にゆとりがあるからですね。
自分は、自分は・・・。と、常に自分のことを話す子は、まだゆとりを持つところまではいかず、
とりあえず自分は頑張っている・・。こんなことも出来る・・。と、アピールすることで精いっぱいです。
もちろん、この段階をふんで、みんな成長していくのですから、自己主張できることは大切です。
しかし、その先では、やはり人を思いやる心を持ってほしいと 思います。
みんなどこかで人の助けを借りながら、生活しています。
助けてもらった人にご恩返しができなくても、また違う場所で違う形で誰かの役に立つ自分にできることを精一杯。
そうやってつないでいければ、自分の出来ることや将来の夢も、明確になってくるのではないでしょうか?
ひとつのものに向かって仲間とともに創り上げていくことの体験は、今だからこそ出来る貴重な体験です。
少しうらやましい気がしています