聞きとり
9月10日(月)
少しずつ少しずつ、秋が近づいてきていることを感じれるようになってきましたね
暑い中にも、夏とはちがう一面をのぞかせているような気がします。
今週から、国語科の授業に、『聞きとり』を本格的に導入していこうと思っています。
算数などの問題の解き方の解説を教えてくれるところは、たくさんあると思いますが、
その問題の解き方だけを追いかけていては、応用が出来なくなる場合があります。
苦手な子は、少し問われ方を変えられると、
「もう次の新たな全くちがう問題を出されている。」・・と言った具合に感じてしまっていたりするのです。
聞きとる力は、読みきる力につながっていますね。
あまりにも、『感覚読み』(こんな言い方があるのかどうかは定かではありませんが・・・)が
多すぎるように感じています。
ある程度まで読めば自分の思い込みが先行していて、自分で問題を決めてしまっていて、
聞かれている事に対してきちんと答えが出せていません。
問われている事を最後までしっかりと読みきる力が欠落しています。
自分ではしっかり聞きとっているつもりでも、実は最後までしっかり聞けていないために、
答え方をまちがえてしまっている場合が、非常に多いのです。
人はいろいろなものとのつながりの中から、多くのことを学んでいきます。
そのつながりを持つための第一歩には、聞きとれる力、読みとれる力が必ず必要になってきます。
本当につけなければいけない学びの基本を、ぜひ幼少の頃からしっかりと身につけて欲しいと思います。
幼少期につけておけば、なんでもないこと・・なのですが、ある程度大きくなってからの習得には
かなりの時間と労力がセットで必要となることはまちがいありません。
一度身についた 『感覚読み』からの脱却は、予想以上に大変な作業です。
ものごとの正確な判断ができるように、まずは 力をつけていきましょう