子供の褒め方
6月5日(火)
人はそれぞれ性格が違うので、同じことを伝える時にも、伝え方についてはよく考えさせられます。
昨日のことです。
こちらから出した課題に対して、きちんと仕上げて来た子と、途中までで持って来た子がいました。
もちろん、仕上げて来た子は得意顔
あれ、やってきてないの?
途中までの子にすかさず声をかけています
自分は仕上げてきたので、褒めてもらえると、確信があります。
もちろん、仕上げて来た子への評価はきっちりと伝えました。
問題はそのあと・・。
まず、途中までの子に、途中までになってしまった理由をきいてみました。
○○について調べてみたんだけど、こっちを基準に考えたら、まずここをまとめた方がよいのか、
でも、こっちをメインにして考えたら、2の方からまとめた方がわかりやすいかも・・と思って、
どっちがいいか迷ってしまったから、提出用の用紙にはかけなかったから、自分のノートにかいてきたよ。
そう言って、しっかり書きあげた2つの調べ学習が、ノートから登場しました
最初に、「あれ、やってきてないの?」と、声をかけた子も、神妙な顔をして、私の隣でその子の説明を
聞いていました。
先生、○○さん、すごいね。
そんなこと、気がつかなかったわ。
宿題忘れとは、ぜんぜん違うわ・・。
そういって、私より先に、その子のノートに「大変よくできました」のスタンプを押していました
少しずつ、学びが育っていることを、実感できるひとときでした
与えられたものをこなす学習ではなく、自分で進める学習が出来てきていますね。
いつも、どんな状況でも、まずはゆっくり話をきいてから、対応しようと思っています
それぞれのその子の思いをしっかり受け止めてから、大切にしたい部分はきちんと褒めていきたいと
思っています
褒めるのも、叱るのもとても難しい作業です。
どこを褒めてもらえたのかがきちんと本人に伝わる褒め方を、心がけていきたいですね