リセットする力が伸び率をアップさせるという話
今日は、リセットするちからについて・・。
ゼロベースでものごとを受け止める
子どもたちを見ていると、ゼロベースに戻れるかどうかが学習の習熟度に大きくかかわっていると痛感します。
知識として間違って頭の中に入っていたものを、すぐにゼロベースにして一旦リセットした上で、新しくインプットできる子は、伸び率が高くスピーディーに物事を処理できますが、間違いをリセットすることが苦手な子は、いつまでも何度も同じ間違いを繰り返す傾向にあります。
これもオンとオフにも繋がっているのですが一旦ゼロにする力は、間違いを訂正し新しい知識や情報をインプットする上では、絶対に持っておいて欲しい力です。
教室では、リセット作業の苦手な子には、最初の説明をしっかり聞くようにと勧めています。
吸収力は初めての時に一番大きな理解を生むことが分かっています。
そして、何よりも「書き換え」より「新規インプット」の方がはるかに作業工程が簡単だからです。
伸び悩んでいる子は、間違っている解き方をゼロにする作業にとても時間がかかっています。
そして、新しい情報とこれまでの知識をごちゃまぜにしてしまいがちです。
シンプル イズ ベスト
整理整頓は物だけに限らず、頭の中も同じ。
ごちゃごちゃになるインプットの仕方では、アウトプット作業が停滞したままどんどん「こなすだけ」になってしまいます。
大人でも同じですね。
(○○もしておかないと・・)
(まだ△△が出来てない・・)
など、整理整頓が出来なければ、焦りだけが先行して、実際の作業はずれ込むばかり・・。
まずは、できるだけシンプルな状態にした上で、取り組みたいものです。
リセットするために必要なこととは
まずは日常生活の中から、本当に必要なものと今なくても大丈夫なものを区分けする力をつけていきましょう。
物が多いとあれもこれもなくてはならないものとして認識してしまいがち。
でも、そぎ落としていく力がつけば、不要なものをすぐに判断できるようになります。
学習能力は、教科ごとの学習だけでなく、日常の過ごし方が大きく反映しています。
筆箱の中の整理から
低学年には、筆箱整理を推奨しています。
必要なものをシンプルに揃える。
あったら便利なものは、本当に今必要なものではありませんね。
まずはこんな小さな作業から、チャレンジしてみて下さいね。