子どものプレゼン力を高める方法
親や先生が説明ばかりしていては、自己肯定感は育たない
自分で発見したことを子ども自身の言葉で説明してもらうこと
幼少期の学びの基礎は、ここに尽きると感じています。
小学校に入学するまでにこの経験値が高い子は、自己肯定感が着実に育っています。
子育てにおいても、人間関係においても「傾聴」が大きな意味を持つと考えられています。
対話と会話の違い
解き方や解答までのプロセスを教えてもらう学習方法は、もはや過去のものになりつつあります。
これからは、「自分で答えを見つける能力」が求められる時代。
自分の意見や検証結果を要約して伝えられる対話型のプレゼン力は必須です。
では、何をすればよいのでしょうか。
答えはひとつ。
「対話経験を積み上げること」
では、そもそもの「対話」とは・・。
向かい合って対等の立場で話すこと。二人の人が言葉を交わすこと。
似た意味合いで使用される言葉に「会話」がありますね。
では、「会話」とは・・。
二人、または少人数で向かい合って話し合うこと。
つまり会話は浅く広く、全員にも伝わる話し方。対話は深く狭く、個人に伝える話し方です。
自分の意見や思いを言語化するためには、幼少期の対話経験が大きな役割を担っているのです。
プレゼン力の土台は対話力
小さな子どもが一番身近でプレゼンできる相手は、間違いなくお母さんやお父さんです。
ですが、懸命なプレゼンの途中で、答えを教えられたり遮られたりばかりしていては、子どもの意欲は一気に下がってしまいます。
まずは、子どもの今の世界観を理解するために「傾聴」は大切。
傾聴とは、相手の話を深く聴いたり、話し方や表情、姿勢、しぐさといった言葉以外の部分に注意を払ったりすることで、相手を理解することです。
教えることから離れてみよう
自分の価値観がすべて正解!
もし、そんな気持ちで教え続けてしまったら、子どもの肯定感を高めることは難しい。
じっくり対話してみると、必ず我が子のキラリと光る部分が見えてきます!
大人が教えることにこだわっていては、子どものプレゼン力を育むことはあきらめなければならないかもしれませんね。
教育現場は、ようやく、大人が「教えないこと」を学ぶ時代に入っています。
一緒に傾聴を楽しんでいきましょうね(^_-)-☆