学び続けるその先に
5月2日(水)
昨年から、土日の休日や平日の教室が始まる前の時間を利用して、カウンセリングについての講座に出向いています。
最近保護者の方との懇談をしていると、あきらかに数年前の相談内容との変化を痛感します。
今までは、学習塾なので、学力アップや勉強の進め方。
それにプラスして、勉強を始める時間帯や計画の実行の仕方など、相談の大半は、学習についての方法でした。
しかし・・。
ここ数年、あきらかに保護者の悩みは、自分自身(保護者)と子どもの心の問題に大きくスポットがあてられるようになっています。
「学習以前に・・。」
こう前置きした上で、相談されるケースが明らかに増えています。
子育て支援などと数年前から、よく耳にすることはありますが、子育て中の保護者に対し、現状を理解した上での本当の意味での支援活動は、明らかに不十分だと感じています。
ここ最近、小学校、中学校での「保健室登校」が急増しています。
子どもたちは、忙しい毎日の中で、自分を見失っていたり、気持ちを打ち明ける方法や場所がわからず、戸惑いを抱いていたりします。
保護者が我が子に求める未来像。
保護者は本当に我が子にとっての最善を考え、その方向に向かって進んでいるでしょうか。
「一般的に・・」とか、「普通は・・」とかいった漠然とした考えで、子どもに平然と発言したりしていませんか。
「普通みんなは・・」などというわかりづらい表現のもと、具体的ではない伝え方に、右往左往する子どもたちの心情を考えたことがあるでしょうか。
でも、お母さんだって我が子を少しでも良い方向へと導いて・・と、日々奮闘中なのです。
そんなお母さんが学べる機会を提供しながら、一緒に子どもたちをサポートできるようにと、私自身も学び続けていきたいと思っています。
いくつになっても身近な大人が学ぶ姿勢は、必ず子どものやる気に繋がります。
子どもに負けじと学ぶ大人になりましょう。