子どもたちに判断する場面を提供しよう!
10月5日(水)
【何学ぶ? 同じ課題で 差が開く】
今年は本当に暑さが抜けきれず、秋を満喫しないうちに次の季節へとバトンが渡されそうな気配すら感じます。
今日も、暴風波浪警報で地元の小学生は、お迎え下校で帰宅の途についています。
いつになったら秋晴れの日を楽しむことができるのでしょうか。
元気な子どもたちの笑顔がせめてもの救いといったところです。
毎日、ニュースの記事から子どもたちの考えをまとめてもらい、発表へと繋げていますが、日に日に子どもたちの要約力の進歩に驚かされています。
ドリル数をかけることの大切さをあらためて痛感します。
自分の発表だけでなく、他の人のまとめ方や意見を聞くことで自分に不足しているものが見えてきたりしているようで、明らかに始めた時とは、グレードアップしています
実践力を身につける。
先日の課題は、南海トラフ地震が予想していた規模より更に威力のあるものになる事を突き止めた・・という記事から、災害については時々思い出したように考えてみても意味がない事や、どこでどのタイミングで起こるか予想が出来ない事や、家族と一緒に過ごしていない時にも起こりうるのだということなどが、子どもたちの方からあがり、自分で判断できる力も身につけておく必要があるとの意見も出ていました。
毎回の課題には、必ず具体的事例を用いての説明や発表をすることが条件。
この具体的事例を挙げて考える事こそ重要な要素だと考えています。
これからますます、自分で行動が起こせない指示待ちの子どもたちには厳しい時代になってきます。
情報は溢れんばかりにありますが、どの情報が自分が必要としている情報なのかを判断し、その上で自分はどう行動すべきなのかと考えていく力がなければ、判断すら出来ずに立ち止まってしまうしかなくなる状況に陥ってしまいます。
今、判断力をつける練習をしていかなくては、中学、高校と学年が上がってきてからなんとかしようと思っても出来るはずなどありません。
何事も達成するには、地道な積み重ねがあります。
判断しなければならない場面を何度も経験していくうちに、自分なりの進め方が見えてくるはず。
考える作業を楽しみながら積み上げていきたいと思っています。
本物の力を身につける子どもたちの未来に向けて・・・。