今、1番必要な力!
9月29日(木)
【子どもたち やわらかあたまで 新発想】
運動会の練習も悪天候に阻まれて、子どもたちも若干疲れ気味。
でも教室では、最近のニュースに関連させた問題を提供し、子どもたちそれぞれの発想力を磨いています。
今日は、「レトロ自販機」絶滅の危機の記事から、老朽化や閉鎖店舗の増加が問題視されていることに触れた上で、未来に向けてあなたが考える新しい自販機を提案してもらう課題にチャレンジしました。
5年生。
しばらく考え込んだ後、「救急箱自販機」なるものが、登場!
バンドエイドや消毒液、包帯や氷、冷えピタなどが自販機に並び、取り出し口のすぐそばには、電話と水道が取り付けられています。
「外出している時に、転んでしまったり、熱が出てきたりした時、こんな自販機があったら便利だと思った。」
「電話があれば、家や病院にすぐに連絡出来るし、水道があればケガをした時にすぐに洗えれば、細菌から守れるし・・。」
ケガをした時の状況を思い浮かべて、自販機にラインナップさせるべきものを考えていました。
状況を思い浮かべる。
この作業を何よりも優先させて、大切にしたいと思っています。
実際にはどうなるのか。
もし、自分がケガをしたら、何があれば役立つか・・。
こんな風に、助言を受けずに自分自身で考える機会が、今の子どもたちには何より不足していると感じています。
勉強は出来ても、生きる力が不足していては自分で行動を起こす事が出来ません。
学習を通して得た知識をどう利用すればよいのかのドリル数が足りていないことに将来への不安を覚えます。
小さな教室だから取り組めること。
子どもたちの自立心を育むために、こだわっていきたいと思います。