どこが違うの?
3月4日(金)
【集中力 ここ一番で 差が開く】
学校での授業も、教室での授業も同じ時間の中で同じように受けているにもかかわらず、どうして個々の理解力に差が出るのかと思ったことはありませんか。
もちろん、説明の仕方で個々にわかりやすかったり、わかりにくかったりといったことも多少はあるとは思いますが、やはり集中できるか出来ないかが理解力と大きくかかわっています。
長時間集中し続ける事を要求されている訳ではありません。
しかし、ここだけは・・・と、投げかけられた時に、集中して話を聞けない子はやはり注意力が散漫で、どこが大切なところなのかを理解できずにいます。
一回の授業ではほんの僅かの差であったとしても、それが何度も積み重なれば差が大きく開いていくことはいうまでもありません。
まずは、日常の生活の中で、集中する短い時間をいくつか入れて、集中する時間の間はしっかり集中できるようにリズムをつけることが大切になってきます。
例えば、7時から15分間で、学校の宿題を仕上げてしまう!とか、
8時から10分間で新聞の今日のニュースを要約してみるとか、少し頑張れば出来ることを目標において、集中する時間を作る事から始めてみましょう。
学習のレベルを上げるためには、テキストを繰り返し解き続けるだけでは不十分です。
まずは、集中して解き続ける事が出来るベースを作る事が重要です。
最初は短時間で良いので、きっちり集中できたかどうかをしっかり確認する作業を行ってください。
日頃の生活の中で、それは十分に補うことが可能です。
その場の応急処置ではなく、何事にも真剣に向かえる姿勢を身につけることを優先してください。
勉強、勉強とやいやい言い続ける生活には、あまり意味がありません。
学習の向上には、日常の学習習慣が定着していることが大切だということを覚えておきたいですね。
当たり前ですが、習慣は継続することで定着します。
継続出来る環境を整える事が大人の役割だと思います。
大人も子供も考えながら、知恵を絞って、工夫していきたいですね。