何を考えればいいの?
12月27日(日)
【あと5日 図形と奮闘 子どもたち】
冬期講習3日目。
なかなか手ごわい図形問題に正面から立ち向かう子どもたちのまなざしは真剣です。
入試問題にチャレンジしながら、解き進めていきますが、問題に取り組む形は、それぞれに大きく異なっています。
解説時。
みんな集中して聞き入っていますが、そのあとの課題問題の取り組みになると、途端にピッチが落ちていきます。
それはある意味仕方がないのですが、その状況をどうして打破していくのかに個人差が現れます。
さっき解説を受けた問題を、もう1度自分で解きなおす子。
もう一度頭の中を整理しながら、自分ひとりで解いてみれば、答えにたどり着くまでの経過が鮮明になってきます。
解説のあとの課題問題は、必ず解説問題の類題です。
したがって、この方法にすぐに取り組める子は、少し時間がかかったとしても、自力で答えまでたどり着く子が大半です。
(解説を聞いていたときはわかったんだけど・・・。)
その言葉に教師側が何らかのアクションを起こしてくれるのをひたすら待っていて、自分からは行動を起こさない子。(起こせない子)
この子たちは、まだ現時点ではもう1段階待ってやらなければならない状態です。
教室での目標は、自分で解き進めていける状況に持っていくこと。
わからない問題に対して、どうしていけば良いのかと考え、実行に移していける力をつけること。
以前に今わからない問題の類題を習っていないかと、テキストや自分のノートを見直す作業に進める子は、かなり力がついてきています。
新しい課題に入ってもどうしていけばよいかと逆算できれば、学習面だけではなく、生きていく上で何物にもかえがたい力を備えることにつながります。
小さな時から習慣をつけ、何度も逆算を試みながら自分ならではの学習法をみつけて身につける・・・。
そしてそれを応用し、実際に使える場面で的確に利用できる力をつける。
そんな子どもたちが数多く教室から巣立ち、社会で活躍してくれることを願って、進んでいきたいと思っています