見守れる親になりませんか?
10月20日(火)
【ひとつずつ 優先順に 片付ける】
(優先順を考えて行動しよう!!)
子どもたちには、いつも伝える言葉の一つ。
毎日それぞれの生活にはたくさんのその日の課題がありますが、常に優先順を考えて物事にあたる習慣をつけておくことは、大切だと思っています。
言い換えれば、その日の段取りを決めるということ。
考えて行動に移す。
言葉では簡単ですが、なかなか実行していくとなると、いつもうまくいくことばかりではありませんね。
だからこそ、毎日考えてから行動する意識を持たなくてはいけないように思います。
よくお母さんからは、
「うちの子は、注意していても聞いていません。」
と、ご相談があります。
聞いていない子の大半は、いつも注意されすぎていて、慣れてしまっていることにあります。
子どもに本当に理解させようと思う時は、怒り口調で伝えては、ほとんど効果がないと思ってください。
(今怒られている・・。)
ということは理解していますが、怒られている内容そのものは、残念ながら怒り口調では、本人に全く届いていないのです。
子どもはお母さんの顔色だけを気にして、その場を凌ぎ切っています。
内容より、怒っているお母さんの様子だけがクローズアップされています。
必死で言い聞かせたつもりでいるのは、お母さんのみということも少なくありません。
夜、夕食を食べ終えたあとのほんの2,3分で、明日の優先確認をする時間を持つのはどうでしょうか。
お母さん:「では、明日の時間割を発表してください!」
子ども:「体育・算数・図工・音楽・国語だよ。」
お母さん:「明日は、図工があるんだね。絵の具セットは揃ってる?」
子ども:「学校にあるから準備OK!」
お母さん:「音楽のリコーダーは?」
子ども:「今から少し練習してからかばんに入れるよ。」
こんな風に、ほんの少し確認する習慣をつけるだけでも、続けることで大きな成果が期待できます。
大切なのは、これらを毎日いつも同じタイミングで行うこと。
夕飯の直後なら、いつもその時間に確認をして、続けて欲しいと思います。
習慣にするには、同じ時間に・・は、非常に重要です。
子どもたちは、ほんの少しの取り組みで、大きく変化していきます。
親の都合で、時間の割り振りをしていると、優先順を考えることなど、出来ないです。
失敗して、学べることは本当に無限大。
すぐに手を貸さない親の我慢が、子どもを育てるのかもしれませんね。