見えないものを見る力
10月15日(木)
【目で見えぬ ものを見る目を 養おう】
物資が豊かな日本では、欲しいと思うものは、わりと直ぐに手に入ります。
しかし、豊かであるがゆえに、見えなくなってしまっているものがたくさんあるように感じています。
日本の文化として、おもてなしや気遣いといったことがよくあげられますが、それらには、相手を思いやる心が必要ですね。
相手にとって、どのようにすることが快適なことになるのかと、おもてなしを考える。
それには、当然たくさんの自分の引き出しを持っておく必要があります。
バリエーションがなけれな、どの人に対しても同じおもてなしをするしかなくなりますが、たくさんの引き出しを持っていると、ひとりひとりに合わせたおもてなしが可能となります。
目には見えない部分で、相手にとって今何が必要かと判断し提供できる人は、やはり魅力的だと思います。
しかし、このおもてなしは、さりげなく・・が、基本。
良かれと思ってしたことが、お節介すぎるということだってあるかも知れません。
提供する側の経験と知識は、かなり必要になってきます。
心で見る。
日本的ではありますが、子どもたちにも心で見る一面を持ちあわせて欲しいと願っています。
それには、あらゆるジャンルの様々な経験が何よりの力となってきます。
ものが溢れている今だからこそ、どんなにお金を払っても、手にできないものがあることにも、気づいて欲しいと思っています。
気づきのある子は、自分で課題を見つけてきては、探求し始めます。
目でみえないものを見つける第一歩のスタートは、ここからなのではないでしょうか?