言葉力をつける
9月24日(木)
【言葉力 ものへの関心 左右する】
長文に深めていくと、子どもたちの言葉力の欠如に驚かされることがしばしばあります。
《書く》という作業や《読む》という作業が著しく減少していることが大きな要因のひとつだと思いますが、(これくらいは理解しているだろう・・。)と思っている事でも、
「先生、これどういう意味ですか?」
と、子どもたちから声がかかります。
辞書は教室にたくさんあって、わからない言葉が出てきたら、すぐに調べることが出来ます。
辞書を引く習慣をあたりまえの状態にすることが、初めの第一歩です。
子どもたちは、何気なく聞き覚えのある言葉でも、なんとなくの意味理解で使っている事がよくあります。
曖昧なまま定着してしまうと、なかなか訂正は難しいものです。
日本語の表現は、とても美しいのですが、とても難しくもあります。
小学生の時から、すぐに調べる習慣を定着させておけば、大きな財産となることは間違いありません。
インターネット検索も良いのですが、辞書ならすぐそばに使い方の例文も読むことができますね。
教室での漢字確認テストには、必ず最後に今日の漢字を使っての短文作りが入っています。
短文作りで頑張れば、漢字で落とした部分を短文で挽回できるようになっています。
いくら漢字を覚えたところで、実際に使えなければ何の意味もありません。
使えるようになるために、漢字練習はあるのだと、伝え続けています。
国語の授業終わりに、時々、1分間スピーチをします。
いつも、予告なしで取り入れています。
しかし、その時に初めてその日のお題を発表するので、子どもたちは瞬時に話す内容を考えなければなりません。
しかし、これを繰り返すことで、子どもたちの要約力は、飛躍的に変わってきています。
言葉力を身につけて、短時間に与えられた課題に向き合える・・。
頼もしいリーダーシップの取れる子どもたちが育ってくれるように、頑張りたいですね