三者懇談
9月22日(火)
【日頃から 浮足出さずに 準備する】
夏に舞い戻ったかのように、今日はぐんぐん気温が上昇しています。
少し外に出ると、厳しい日差しが突き刺さるようです。
シルバーウイークで、連休を利用して少し遠出を・・・なんて人もいるかも知れませんね。
教室では、この休みを利用して、受験を目指していく5年生を対象に三者懇談を行っています。
中学受験の場合、保護者と本人の意思に若干のずれを感じることがよくあります。
保護者が望んでいる学校と、本人の思いがイコールでなかったり、そもそも本当に受験する意欲があまりないにも関わらず、気がつけば受験用の準備が進んでいて・・・と、いう場合もあるかも知れません。
中学受験に向かうには、本人がチャレンジしてみよう!と、固い意志があるかという確認が必要です。
いくら、お母さんが良い学校だと思われていても、本人の意志がなければ、受験に向かう事は出来ません。
そう言った意志確認をする目的で、この時期に三者懇談を開いています。
懇談で
「頑張ってみようと思います。」
と、口にすることで、自分自身の気持ちが明確になり、自分自身と向き合い始める子もいます。
その子がどうして、〇〇中学を希望するのか、よく聞いてあげることも大切です。
今まだ小学生の子どもに完璧な志望動機があるわけではないと思います。
ですが、なにか心を動かされたものがあったはずです。
「制服が可愛いから。」
「野球が強いから、野球部に入りたい。」
「図書室が大きくて、本がいっぱい読めそうだったから。」
「オープンスクールに行った時の実験が楽しかったから。」
子どもの心が動いたところを知った上でスタートさせると、本人の頑張りは持続しますが、漠然と始めてしまうと、途中で投げ出してしまう事も出てきてしまいます。
三者懇談は、そんな子供の志望したきっかけとなった気持ちを大切に、積み上げていこうと話をする機会となっています。
中学受験は、学業成績だけが重要なのではありません。
いかに日頃から身近なものに興味を持ち、自分で調べ、自分の考えを伝える力が備わっているかをあらゆる角度から観ています。
小学生としての基本が、生活面も含めきちんと身についているかを判断しています。
受験用の勉強ではなく、日頃からきちんと学ぶ生活リズムが出来ていれば、いつも通りの延長上に受験日がやってくる。
そうあって欲しいと思っています。
特別なテクニックを習得するのではなく、学ぶ習慣を身につける。
そうすれば、結果は必ず付いてきます。
大切なのは、ここではないでしょうか。
三者懇談では、そんな確認が出来ればと思っています