親の思いは果てしなく・・・
9月15日(火)
【幼き日 うちの子どこに 向かってる?】
教室がある阪神間のエリアは、教育施設や習い事の施設も整っていて、お母様方も多くの選択肢の中から、我が子にあうところはどこかと、見定めて習い事をスタートさせていらっしゃいます。
充実しているということは、それだけ見極める眼力も必要になってくるというわけですが、今の子どもたちは毎日のように、学校から戻ると本当に大忙しの様子です。
我が子には何が向いているのか・・・。
あれもこれも体験させてベストな習い事を見つけてあげたい・・・。
子どもを持ったお母さんなら、みんなそう思っているのかも知れませんがが、子どもの体はひとつです。
習い事にも限界があると思いませんか?
毎日のように習い事に忙しい子どもたち。
ゆったりとした時間の中で、声をかけられるまで読書に没頭することはありますか。
少しみちくさしながの下校途中で、新しい発見をした話をじっくり聞いたことがありますか。
まだ、生まれて10年程の子どもたちが、本当に疲れてぐったりしている光景によく出会います。
本当は、何もないことが一番の学びの提供になるのでは・・とさえ、感じます。
友達をたくさん作って欲しい。
ハキハキと何でも、言える積極的な子どもに・・。
勉強の出来る子になって欲しい。
お母さんの希望、要望が、尽きることなくあふれ出ていたりしませんか。
体力作りも確かに大切ですが、体操に、スイミングに、サッカーに、テニスに・・・。
将来目指す終着駅はどこなのでしょうか。
子どもでなくとも、聞いているだけで疲れてしまいます。
子どもにはひとりひとり個性があり、楽しいと感じることにも違いがあります。
まずは、我が子と向き合うこと。
それには、一緒に話をする時間をきちんと持つことです。
低学年の子どもたちは、いつも私のすぐそばに寄ってきて、学校であった今日のイチオシ情報を伝えたくて我先にと話し始めます。
「ここで話さないと話すとこない・・。」
そう言って、息継ぎを忘れてしまう勢いで、話し出します。
親の思いを少しだけ封印して、ゼロの状態で子どもの声を拾って見てください。
案外我が子の知らなかった一面を感じることができるかも知れませんね。
親も母親1年生。
試行錯誤は当たり前です。
感性豊かで心が育つ、そんなサポートを心がけていきたいと思っています