要る?要らない?
8月7日(金)
【小さい選択 積み重ねれば 見えてくる】
最近、何かものを買いたい・・と思った時に、ほんの少し考えるクセをつけようと頑張っています。
「今、本当に要るかなあ、今すぐには必要ないかも・・。」
などと、ほんの少しの時間考えてから、購入しようと意識するようにしています。
すると・・・・。
本当に無駄な買い物が減りました。
スーパーに行っても、今すぐに必要でなければまた、次でも大丈夫・・などと、いつもなら買ってしまっていたものも、次回へとスルー出来るようになってきました。
仕事柄、特にこの夏期講習実施時期などは、朝から夜まで教室にいるので、買い物に行くタイミングがほとんどありません。それも影響して、すぐに必要でないものもとりあえず・・といった感じで買い込んでしまっていました。
ストックは、1つ。
これも守るようにしています。
何より、この考えてから行動を起こすことは、日常のあらゆる処理に関してもプラスの影響を与えてくれています。
優先順位を決められるようになるには、これを繰り返せば答えが出しやすくなると思います。
小さなことでも、自分で決める。
今の自分は、まず何を一番最初にしなければいけないかと考える。
子どもの事に関しては、この自分で考えさせる作業を、案外親が奪い取っていること、多いんです。
何が必要かと親が判断し、つぎの課題を与えてしまう・・・。
子どもは考える間もなく、次の指令通りにプリントを進める・・。
これって、本当は非常に危険な行為です。
だって、自分に今何が不足しているのかと考えた上で、実行しているプリントではないのですから・・。
教室では時間の許す範囲で、子どもと話す時間を持つようにしています。
今、どこが分かりにくいと感じているかを出来るだけ会話の中から探しています。
そして、それを子どもが明確に確認してから、それを克服するためにこのプリントをしようと、提案しています。
めんどくさい・・を連発する最近の子を見ていると、そう思わざるを得ない状況に追いやったのはまわりの大人かも知れないと思う事があります。
なんでも、与え過ぎていて、判断させる場面を奪い取っていることに大人が気付かなければ、何も変わっていかないのではないでしょうか。
子どもが自分の意志で決定できた場面では、そばにいる大人はしっか褒める作業も忘れずにいてください。
褒められた経験が多ければ多いほど、子どもは自信を積み重ねることができます。
自信がつけば、新しいことに自分の意志でチャレンジしていく前向きな気持ちが生まれてきます。
多くの子どもたちと接してきて、学びは学習テキストだけでは決して深まらないことを実感しています。
子どもは、どの子も可能性に満ち溢れています。
最大限にジャンプアップ出来るように、日常生活の中から意識して生活してみましょう。
学びの題材は、日常生活のいたるところに、ゴロゴロ転がっていますよ
考えさせてくださいね
そして大人も考えましょう。