その日のうちに
5月12日(火)
【復習は 必ずその日に 解き直し】
学習面が向上していく子とまだその兆しが見えない子。
一体どこに違いがあるのでしょう。
同じように机を並べ、同じ時間を費やしているにも関わらず、理解度に差があるのはどうしてでしょうか。
毎年、それぞれに個性の違う多くの子どもたちと接してきます。
初めて習うところの解説を聞いている時は同じです。
そのあと例題を解いていくところでも、大きく異なる所はありません。
しかし、次回の学習日に定着確認テストをかけるとその差は顕著に現れます。
いつもきちんと定着テストを終える子に話を聞くと、決まって習ったその日にもう一度帰宅してから、自分で解き直しをしているとの事。
「いつもその日にするの?」
と、聞いてみると
「だって、先生いつも必ず今日解き直してみてねって、言ってるでしょ。」
「その日にしないで間を開けると、またどうやって解くんだったっけって、思い出す時間もかかるから・・・。」
との回答が返ってきました。
違いはここではないでしょうか。
前回の確認テストにやたらと時間がかかる子は、きっとすぐに自分で解き直しをしなかった子です。
何日か経過してから、とりあえず宿題をし、理解出来たと実感を持てずに教室にやって来た子です。
習った日なら、僅かの時間での解き直しが可能です。
時間のかかる子ほど、この解き直し作業は大切なのです。
学習の向上は、自立している度合いと比例しています。
自分で今何をすれば良いのかと考える習慣をまずは身につけるべきだと思います。
どんなに熱心なお母さんが、子どものためにと一生懸命スペシャル過密スケジュールを立てたとしても、本人に気づきがなければ、意味がありません。
本当の意味での力をつけなければ、何をしても向上は生まれません。
気づきのある子に囲まれて、質の高い学びを子どもたちと深めていきたいと思います♪