変化を感じて
10月23日(木)
【みちくさを 楽しむゆとり 願う日々】
秋めいてきた季節を少しずつ風の冷たさで感じられる日々が続きます。
今日は三宮まで出かけましたが、ほんの少しずつうっすらと色づき始めた山々の景色が心を優しく包んでくれました。
私立に通う小中学生には、
「車窓からの景色を楽しんでね。」といつも伝えています。
毎日同じ区間を乗り降りしていても、四季の移り変わりや変化に気がつく心のゆとりを持っていて欲しいと思っています。
遠方から来てくれる子どもたちには、公共機関の乗り物を利用して、まわりの風景に目を向けながら自分なりの発見を重ねて欲しいと思います。
日常の生活圏の中には、新たに自分の引き出しにしまえる情報や物事が溢れています。
しかし、気に留めなければ通過していく風景の一部でしかありません。
ひとつのものをどんな風に観るのかで、それぞれの引き出しの数は大きく異なっています。
幼い頃、
「そんながらくたばかり集めても・・。」
と、よく注意されている子がいますが、その『がらくた』の中に大きくなって得た知識につながっているものが本当にたくさんあるのです。
子どもの宝物は、時としてダイアモンドの原石ぐらいの価値を持つ事だってあり得ます。
「もう。こんな時間までどこでみちくさしていたの。」
時々耳に飛び込んでくるフレーズですが、今の時代の子どもたちは、みちくさをする時間が足りていないように感じます。
すこし曖昧な自由時間。
この時間があってこそ、発見は生まれるのではないでしょうか。
臨機応変に物事に対応出来る子は、自由時間を楽しめている子。
いろんなものを観てその続きをイメージ出来る子は、一人の人間として本当に魅力を感じます。
教室から多くの魅力ある子どもたちが巣立ってくれればと願いながら、今日も楽しく学びたいと思います♪