見守る勇気
10月26日(金)
秋晴れの気持ちの良い日ですね。
まだ、日傘を持参中ではありますが・・・。
毎日その日に取り組むことがいっぱいで、バタバタと時間が流れていきます。
でも、時々ふと足をとめて、修正の必要がないかと考えることって、大切ですよね。
「何のために、今これに取り組んでいるのか・・。」
子供たちにも、よく話をすることがあります。
子供たちの口から、
最近、「いそがしい・・。」と聞く機会がとても多いです。
とにかく宿題を早く済ませてしまいたい・・。
できるだけ、時間のかからない宿題を・・と、希望してくる子もいます。
「早く宿題終わらないとお母さんがゲームさせてくれないんだよ・・。」
ゲームのために、宿題は考えなくても終わる単純なものでなければ都合が悪いのでしょう。
とりあえずその日の課題が終了したらOK!
もちろん何もせずにいるのではないので、悪いわけではありません。
でも、なかば時間に追われながらやり終えることのみが目標になっているとしたら、
少し考えて改善できる点はないかとさぐって欲しいと思っています。
習ったことの定着のために、学校からの宿題は出ています。
計算ドリルや漢字ドリルをやり終えてから、
「今日習ったポイントは何だったっけ・・?」と、
ほんの数分、振り返る力がある子とない子の違いは大きいということを知っていて欲しいと思います。
俗にいう頭の良い子は、どこがどうちがうのでしょうか?
時間の使い方さえ、上手くなれば、
スポーツに多くの時間を使っていたって大丈夫です。
ポイントどころを自分でおさえられる力をつけてください。
お母さんが助言するのではなく、自分でポイントどころが分かるようになるには、
あれこれ指示ばかりしていると、何年かかっても習得できない力だということは言うまでもありません・・ね。
あれこれ構うことが、結果として負のスパイラルになっているかも知れません。
すぐに口出しせず、見守る勇気を持ってください。
はっきり言って、見守るにはお母さんの忍耐力も不可欠です。
「早くしなさい・・。」と、声をかける事の方がお母さんにとっては容易だと思います。
お母さんの気持ちを押し殺さずにすみますから・・ね。
でもでも、おかあさん・・。
大切に思うお子さんに、本当につけたい力は何ですか?