10月、増税を機に・・。
【すでに店員さんは人間に見えるAIなの?】
運動会も終わり、秋の虫の音が心地よい季節となってきましたね。
10月に入り、一番感じたことは・・。
消費税10%になり、急激に目立ち始めたのが、セルフレジだということ。
セルフシステム導入による効率化を図る店舗が、一気に目立ってきた感じ。
時間がない時に、駆け込んで利用していた駅構内のお蕎麦屋さん。
先日から、食券の大型機械が登場!
店内では、アルバイトらしき学生が2人。
キャッシュレスのポスターをどこに掲載しようかと、話し込んでいました。
そこへ、年配のお客様。
多分常連さんなのか、すたすたと定位置?に座ろうとすると・・。
「先に、食券買ってください。」
多分、朝から何回も同じセリフの繰り返しなのだろう。
AIロボットに対応されている感じの声で、告げられていました。
食券の機械は、商品が細かく分類されていて、はっきり言って初めての人には少々わかりづらい。
しかも、年配の方には、同じ商品がうどんとそばではボタンが違っていることも、さらにハードルが高いだろう。
今までは、座るとお水が運ばれ、
「今日は暑いですね。何にしましょうか。」
などと、他愛ない会話も成立していたであろう光景が、すっかり様変わり。
何気ない日常会話を楽しんでいたかもしれない・・。
「まずは、食券を買うんですね?」
再度、聞き返すと、
「はい、先程もお伝えしました!」と、あっさり。
食券の前に立ち、どうしていいかわからず右往左往していると、
「次の方がお待ちなので、はやくお願いします!」と・・。
うまく買えずに
「またにします。」と、出ていってしまわれた。
これまでも、食券機で先に買うものはたくさんある。
でも、そうじゃないからこの店を選んでいたお年寄りもいるのではないだろうか・・。
慣れるまでは、もう少し寄り添ってあげることは出来ないのだろうか・・。
多くの荷物を持っているお客さんが、返却口まで食器を運んでいる様子を
横目で見ながら、笑顔でバイト仲間と話し続けている学生。
「日本は、着実に少子高齢化が進んでいる国。」
キャッシュレス推進事業もよいが、高齢化社会に必要ことって何だろう・・。
考えさせられる時間となりました。